家庭用美顔器は、通販や家電量販店などでも人気の商品です。また、人気のサロンでオリジナルのものを発売している場合もあります。その根強い人気のある家庭用美顔器をOEMで生産する場合のメーカー選びや生産までの流れなどを解説していきます。
顔面に刺激を与えることによって、筋肉などを動かし、ハリを出したり、引き締めをしたりするタイプです。その中でも以下のような方式があります。
*ラジオ波
高周波の一種で非常に細かい振動を肌に伝えて、熱を発生させるものです。血流促進やハリのアップに効果があるとされています。低刺激であることも特徴です。
*EMS
近年注目を浴びている方式です。微弱電流を筋肉に流して、引き締めを図るというものです。腹筋や上腕筋など大きな筋肉用の商品もありますが、最近では顔の筋肉を刺激する美顔器も多く発売されています。少しピリピリとするので、苦手な方もいるかも知れません。
*超音波
細かな振動によって、毛穴の汚れを浮かせて落とす、クレンジング効果があると言われています。
*マイクロカレント
微弱電流で刺激を与えて肌にアプローチします。EMSよりも低刺激なので、肌が薄い部分にも使用できるのが特徴です。
微弱な電流によって、化粧水などを肌に浸透させやすくするタイプです。イオンの効果によって、古い角質のお手入れにもなります。スキンケアの効果を最大限に向上させるアイテムと言えます。
肌の表面に張り付いた微細な汚れを取り去ってくれるアイテムです。超音波を流しながら水分を使用して汚れを浮かせて取り去っていくイメージです。
顔の上でローラーを動かすだけのシンプルなケア。手動で手軽な操作がウケて、多くの人が使用しています。
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OEMメーカー選びが重要な理由
家庭用美顔器のOEMメーカーは多数あります。ただ、美顔器と言っても、ご紹介したように多くの種類がありますので、どのタイプの機種が得意なのかを事前に調べておくことが大切です。また、美容機器の製造経験が豊富であることも選考基準となるでしょう。さらに、家庭用美顔器は医療機器ではありませんが、顔に使用するものなので、品質保証体制などにも注目しましょう。
【ニーズで選ぶ】実績のある美容機器OEM業者
品質・コストに満足できるOEMメーカーを比較!
家庭用美顔器の場合、サロンなどで使用されるものとは違い、低価格のものが多いです。ですから、最低ロットでも1,000台単位になるメーカーも多いでしょう。ただ、ロット数は相談できるメーカーも多いです。複数のメーカーにあたってみましょう。
家庭用美顔器のOEMの費用目安は、どのような仕様にするのか、ロット数などによって、大きく変動するでしょう。まず、基本的な仕様書を制作して見積もりを取ってみましょう。
最初の商談です。どのような製品を製造したいか、ロットはどれくらいになりそうかを主に話し合います。まだ、発注を決めていない段階での打ち合わせですから、こちらの希望は、できるかできないかは別にして、とりあえず伝えておきましょう。また、メーカー側の希望も柔軟に聞き入れることも重要です。ビジネスパートナーとして、対等な立場で打ち合わせをしましょう。また、工場が見学できる場合は、ぜひ見学をさせてもらいましょう。
発注段階となったら、デザインや仕様を決定します。メーカー側のプレゼンに対して、要望などがあれば、率直に発言しましょう。仕様やデザインで、何が妥協できないことで、何が妥協できるのかを明確にして折衝してみましょう。
試作品が完成したら、詳細に検討してください。スイッチが入れづらいとか、使い勝手がイマイチだとか、思わぬ不具合があるかもしれません。試作を重ねながら理想に近づけていくという方法もあるでしょう。
試作品が合格すれば、量産に移ります。量産品には試作品になかった不具合が出ることもあります。メーカー側と相談して、品質保証体制を確立しておきましょう。
2021年4月20日に、株式会社ナリス化粧品が20歳~59歳の全国の2,125名の女性を対象に家庭用美顔器に関する調査を行いました。実施期間は1 次調査 が2月22 日〜2月 25日、2次調査が3月3日〜10日まで、調査方法はインターネットです。
その結果によると、家庭用美顔器の所有率は3割を超え、特に多かったのが若年層。年代が上がるにつれて所有率は低下する結果となりました※。家庭用美顔器を購入した20代女性の約6割が1年以内に購入しており、「化粧品の効果を上げたい」という声が多かったです※。サロンに行くよりも経済的であることも支持されている理由の一つで、他にも「癒しになる」、「贅沢な気持ちになる」など心に作用する効果も理由に挙げられています。
おうち時間が増加したことに伴い、おうち時間を豊かにするグッズとして家庭用美顔器の需要は高まっています。エステサロンへ行きづらいと考えている女性も多く、美容意識が若年化していることもあり、今後も需要が高まっていくことが見込まれます。家庭用美顔器のみでなく、化粧品と併用して利用しているユーザーが多い点も考慮して、化粧品とタイアップで開発を行うなど、相乗効果を狙う取り組みも増えていくでしょう。
※参照元:[PDF]ナリス化粧品_News Release