化粧品のOEMの商品例やメーカーの選び方、費用の目安、流れについてまとめています。
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OEMメーカー選びが重要な理由
化粧品のOEMの実績があり、知識や技術、ノウハウを持っていることはもちろん、得意・不得意のジャンルも見極める必要があります。化粧品にはスキンケア、メイク用品、ヘアケアなどさまざまなジャンルがあり、すべてのジャンルを得意としているメーカーはほとんどありません。作りたい商品のジャンルを得意としているメーカーに依頼するようにしましょう。
また、化粧品の場合、広告の仕方や商品ラベル(パッケージ)の表示に、法的な規制や細かいルールが関わってきます。専門知識がないと難しいこともあるので、化粧品OEM経験の豊富なメーカーだと安心です。
【ニーズで選ぶ】実績のある美容機器OEM業者
品質・コストに満足できるOEMメーカーを比較!
化粧品のOEM会社の選び方はいくつかあり、インターネットで検索する以外にもOEM企業を探す手段があります。以下でそれぞれの方法について詳しく解説するので、自社に適したOEMを探す際の参考にしてください。
化粧品のOEMを選ぶ方法の一つにインターネットで検索する方法があります。最も手軽な探し方であり、インターネットを検索して依頼先を選んでいる人は多いです。サーチエンジンに、「化粧品OEM」など関係のあるキーワードを打ち込み、検索結果をチェック。手軽で誰でもできる探し方である一方、化粧品のOEMメーカーは数えきれないほどあるため、自社に合ったOEM企業を見逃してしまう可能性もあります。
また、ランキング一覧から選ぶのも一つの方法です。「化粧品OEMメーカーランキング」など、まとまった情報が記載された記事を参考に企業を調べます。ランキング一覧のメリットは自分で情報を探さなくても、必要な情報が分かりやすくまとまっていること。調べる時間を削減できます。ただし、ランキングの中には順位に信ぴょう性のないものや、大手企業が中心になっているものもあるため要注意。中立的なランキングか見極めるのが大切です。当サイトでもOEM業者を紹介しているのでよかったら参考にしてみてください。
実際に化粧品OEM企業が出展している展示会に足を運んでみるのもおすすめです。上記で紹介してきたのはどれもデジタル機器を通して選ぶ方法でしたが、この方法は自分の目で実際の目で確かめられる方法になります。会場には複数の化粧品OEMメーカーが集っており、担当者の人柄や製品の種類、技術力など、確実な情報を入手することが可能です。実際に見て決めたいと考えている方に特に適した選び方と言えるでしょう。
とはいえ、展示会にもデメリットがあり、自社に適した企業探すまでに時間がかかるのが難点です。展示会に出展しているOEM企業は何百社と縁を持っているケースもあり、個別に対応してもらうのが遅くなる可能性も考えられます。
化粧品のOEMの会社の選び方として、化粧品の製造販売元に問い合わせてみるという方法も挙げられます。化粧品には製造販売元を示すことが法律で定められており、裏面表示を見れば製造元がどこか判別することが可能です。そのため、作りたい商品と近い化粧品があれば製造販売元の企業に問い合わせみると良いでしょう。直接コンタクトを取ると、実際に商品を使用したことや、技術を確かめたエンドユーザーであることをアピールできます。
ただし、気を付けたいのが、ドラッグストアに陳列されている商品の中には自社製造の消費や大量生産がメインの商品があることです。小ロットに対応していないというケースもあるでしょう。特に小ロット対応を希望している場合は、焼酎企業の商品メーカーに絞り、問い合わせするのが賢明です。
化粧品の場合、小ロットというと1,000個程度を指すメーカーがほとんどです。「100個~対応可」というところもありますが、製品が限られていることもあるので、作りたい商品がそのロットで製造できるかどうか、確認しておきましょう。
また、ロット数が少なくなるほど1本あたりの原価は高くなるので、予算との兼ね合いを考えつつ、ロット数を検討する必要があります。
使用する原料や容器などによって変わりますが、例えば100mlの化粧水を1,000本作ると60万円くらい、150mlの化粧水を1,000本作ると70万円くらいというのが目安になるのではないでしょうか。(編集チーム調べ)
化粧品のOEMにかかる費用の内訳は以下の通りです。
使用する原料の価格が高くなれば、当然、商品の値段は上がります。
また、容器は、プラスチックよりもガラスのほうが高く、構造が複雑になったり、使用する部品が増えると高くなります。キャップの形状によっても費用は変わり、スクリューキャップ→ワンタッチキャップ→ポンプの順に高くなります。
作りたい化粧品のコンセプト、ターゲット、内容量、コスト、ロット数など、希望やこだわり、イメージを伝えます。
クライアントの要望に沿った化粧品を試作。改良を加えながらクライアントが納得できる商品を製作していきます。
試作品の開発を進行しつつ、商品名、容器の形状、パッケージデザイン、化粧箱の有無など、商品の仕様についても検討していきます。
バルクの処方と商品の仕様が決まったら、見積もりを作成します。
見積もりの内容に問題がなければ、契約・受注となります。
原料や容器など、製造に必要な資材を手配しつつ、薬事法に基づいて必要な手続きや申請を行います。
商品を製造・生産します。メーカーによっては、製造工場での生産に立ち会うことも可能です。商品が完成したら、指定の場所・期日に納品されます。
2021年度における化粧品受託製造市場は、前年度比98.5%の3,094億円となりました。前年度比を割り込んでしまったものの、2020年度ほどの大きな落ち込みはなかったという結果です。新型コロナウイルスが蔓延している状況下で、化粧品受託製造市場は少しずつ回復の方向に進んでいると見られます。
2019年までは、化粧品市場は拡大の一途を辿っていました。その要因としては、改正薬事法施行による国内受託製造市場の活性化、インバウンド(訪日外国人客)による日本製化粧品消費の増加、海外向けの日本製化粧品輸出ビジネスの拡大といった3つの要因が挙げられます。
しかし、2020年初頭から2023年現在までまだ収まる気配のないコロナ禍によって、化粧品市場は当然のことながら大きな打撃を受けました。そうした状況に対して、政府や自治体はさまざまな施策を実行しており、一定の成果を挙げています。加えて、外出機運の高まりや消費の活性化などもあり、化粧品受託製造市場は今後少しずつ回復していくと見られているのです。
化粧品市場で懸念されているのは、値上げによる影響です。前項で述べた通り、化粧品市場自体は回復に向かっているものの、原材料や容器・包装資材、製造に求められる各種エネルギーや物流コストの上昇は2021年の時点から未だに収束の兆しが見られません。そのため、今後は化粧品のさらなる値上げが行われる可能性が高いと見られているのです。当然、こうした流れに対抗するために各企業はさまざまな対策を講じているものの、これらのコスト上昇は企業単独での対策では対抗が難しい状況となっています。
市場ではすでに現場レベルでの値上げ交渉が行われており、2022年中には一部化粧品の店頭販売価格の改定が行われることが想定されていました。また、値上げに伴う消費の落ち込みも懸念されています。
通常、何らかの製品を開発するためには専門知識や開発設備が必要となります。そのため、そうした専門知識や設備がない企業が製品を開発するためには、大きなコストを支払ってスタッフの育成や製品の導入を行わなくてはいけません。しかし、化粧品OEMとタッグを組めば、技術的・知識的サポートを受けながら理想的な化粧品開発を行えるのです。
通常、化粧品を製造・販売をする際には、製造販売業のライセンスを取得する必要があります。ライセンスは製造販売のみならず、訂正シールの貼付や集荷前の商品の補完のためにも必要ですが、取得には手間がかかります。しかし、化粧品OEMに開発を依頼すればライセンスの取得は必要なく、品質管理も行ってもらえるという大きなメリットがあるのです。
一口に化粧品と言っても、その分野はスキンケアやメイク、オーガニックコスメなど非常に細かく分かれています。そのため、OEMで化粧品を依頼する際にはメーカーの得意分野を把握しておき、自社が開発してほしい分野を得意とするメーカーを見つけることが大切なのです。
製品は、基本的に大きなロット数で注文するほど製品ひとつ分の単価は安くなります。しかし、化粧品のOEMを探す際には、大きなロット数だけでなく小ロットの注文にも対応できるかどうかも重要です。大小ロット数に柔軟に対応できるメーカーを見つけましょう。
メーカーにはそれぞれ得意分野があり、開発力も異なります。そのため、化粧品OEMを探す際には、各メーカーの開発力を調べておくことも重要です。また、特殊な原料や素材が必要な場合は、そうした原料や素材を仕入れられるルートを確保しているかどうかも注意してみておくべきでしょう。
品質・コストのバランスが高い中国を拠点とした美容機器OEMで実績があり、安心して取引できる業者を紹介。OEM業者に求められる「企画力」「対応力」「開発力」といった特徴をふまえて、ニーズ別に解説します。
▼選定基準
「中国 oem 美容機器」で検索表示された14社のうち、公式サイトにて中国を含む海外OEMを専門に事業展開しており、かつ開発実績を確認できた日本企業より、各公式サイトに記載されている特徴別に3社を選定(2024.1.20時点)。
▼選定理由
B-plus...自社で開発・販売実績を持ち、企画からプロモーションまで対応できる
テンリュウ...テスト用の小ロット依頼から、現地工場のコーディネートができるため
ミヤコケミカル...海外向けに対応した製品の開発~貿易までサポートできるため